銀座にある紳士洋品店の店舗改修の実施コンペ。間口に対し、奥行きの長い平面に対し、店舗入り口から内部まで貫く長大な一枚の家具を挿入した。この一枚の板は入り口では庇、内部にはいると洋服をかける棚板、さらに奥へ進むと接客用の机となる。一枚の長い板は、大きな床(とこ)板のようでもあり、細長い空間を一つにまとめると同時に、老舗の威厳も象徴する。 協力:梯誠